研究交流会開催のご案内(終了)
7月8日木曜 18:10-19:20
早稲田大学西早稲田キャンパス 14 号館 6 階 601 教室
原田 康也
早稲田大学法学部教授(英語担当・言語情報副専攻担当)
メディアネットワークセンター『言語情報科学研究部会』・『教育の情報化:連携と支援研究部会』代表
総合研究機構『情報教育研究所』所長
ご案内
以下の予定で研究交流会を開催いたしました。
- 日程・参加費・申し込み
日時:2004年7月8日木曜日 18:10-19:20
会場:早稲田大学西早稲田キャンパス 14 号館 6 階 601号室
参加費など:無料
対象:英語教育・言語処理・言語研究に関心を持つ方であればどなたでも
主催:早稲田大学メディアネットワークセンター「言語情報科学」研究部会・「教育の情報化:連携と支援」研究部会
共催:早稲田大学 総合研究機構 情報教育研究所
- 講師:和泉絵美 (独立行政法人 情報通信研究機構(NiCT) けいはんな情報通信融合研究センター 自然言語グループ)
- 講演題目:The NICT JLE Corpus:英語学習者コーパスの構築と英語教育への利用
- 講演要旨:
NICT にて3年間を費やして構築され,今年の秋に一般公開を予定している,日本人英語学習者発話コーパス "The NICT JLE Corpus"について,その概要および英語教育への利用可能性について発表する.本コーパスは,日本人英語学習者約1300人の発話のエラータグ付き書き起こしテキストによって構成されている.エラータグ付与は,文法的・語彙的誤りを対象に設計されたエラータグセットを使って行った.このようなエラータグ情報は,各学習者データに付与されている9段階の習熟度レベル情報と合わせて解析することにより,学習者言語の発達段階の解明に有効であると考えられる.
本発表ではまず,このエラータグ付与を中心に,本コーパスの構築過程について報告する.また,一般公開に先駆け,NiCT にて進めているいくつかの分析・実験の紹介も行う.学習者言語の基礎的な分析として,学習者の冠詞習得や連語使用傾向の研究を,学習者言語の機械処理および将来的な学習支援システムの開発への模索として,機械学習を利用した,自動誤り検出実験を行った.これらの分析・実験を通して,本コーパスが第二言語習得・教育システム開発・言語処理研究にどのように活用できるかについて検討する.
- 会場案内
西早稲田キャンパスならびに14号館につきましては、以下の地図をご参照ください。
http://www.waseda.jp/jp/campus/index.html
http://www.waseda.jp/jp/campus/nishiwaseda.html
[注意事項]
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First drafted June 26th, 2004. Last update July 20th, 2004.