日本言語情報学会（旧称：論理文法研究会）
Japanese Association for the Study of Logic, Language and Information
formerly known as Logico-Linguistic Society of Japan
日本言語情報学会（旧称：論理文法研究会）とは
- 論理文法研究会はモンタギュによる形式意味論の研究を端緒として、海外との研究交流の母体となることを目的のひとつとして成立した言語科学研究者の集まりです。2012年4月に日本言語情報学会へと名称変更しました。研究内容・研究方法は会員の間で必ずしも統一的に共有されているわけではありませんが、言語能力・言語運用・言語処理・言語資源について認知科学・論理学・計算機科学の視点を統合して研究する上で以下のような志向性を共通接点としています。
- 単なる統計処理や機械学習でない言語処理への関心
- コーパスなどの言語資源の活用と言語の理論的分析の融合への期待
- 言語の意味を形式論理などの記号的体系に基づいて表現することを前提とする言語研究
具体的な研究の方向性としては
- HPSG/LKB・LFG/XLE・Construction Grammar など、認知や処理を意識した文法理論を基盤とする言語処理
- WordNet や FrameNet など、上記のような文法理論や形式意味論・形式語用論の研究と接点を持つ言語資源の構築
- 状況の理論・状況の理解を共有化する仕組みとしてのコミュニケーションの理論とその計算機実装に向けての研究
- 上記のような観点から理論化された言語を学習する機構の研究
などを例とすることができるかもしれません。
- 会員は各自の状況に応じて可能な範囲で論理文法研究会の活動に積極的に参加することが期待されます。
- 新規入会にあたっては、入会の意思表明が必要です。
当面、下記メーリングリスト世話人への連絡をもって、入会の意思表明とします。
活動
- 国際的な連携
- 日本ならびに各国で開催される PACLIC の運営に協力することとを通じて、東アジア地域における言語情報研究の交流と連携に寄与することを目指します。
- 上記に加え、ヨーロッパ・アメリカなどにおける関連分野の研究活動と連携することを目指します。
- 国内で開催される関連学会・研究会の開催・運営への協力
- 日本国内で開催される関連分野の学会・研究会の開催・運営に後援・協賛などの名義提供により協力します。
- 日本国内で開催される関連分野の研究会・講演等を遠隔システムを通じて広く参加の機会を提供する可能性を模索します。
- 関連分野の情報整備・情報提供
- 関連分野の入門的な情報を整備し、提供していく場をオンラインで設けたいと考えます。
- 関連分野の研究書・教科書を従来の出版のようなコストや人手をかけずに提供していく方法を摸索したいと考えます。
現状
- 会員
- 2015年2月3日現在、54名の会員が所属しています。
- 会長（敬称略）
- 会長は PACLIC Steering Committee の Standing Member として PACLIC の中期的な運営について日本を代表して参画します。
- 2006年8月31日まで会長を池谷彰がつとめていました。
- 2006年9月1日より2009年8月31日まで会長を原田康也がつとめていました。
- 2009年9月1日より2012年8月31日まで会長を原田康也がつとめていました。
- 2012年9月1日より2015年8月31日まで会長を吉本啓がつとめていました。
- 2015年9月1日より2018年8月31日まで会長を吉本啓がつとめています。
- 会長の選出
- 会長は選挙により選出します。
- 会長の任期は1期3年とします。
- 再任を妨げません。
- 同一の会員が会長となるのは（継続してであるかどうかに関わらず）通算して2期6年までとします。
- 会長選挙は会長の任期終了の年の3月に無記名投票により実施します。
- 会長選挙の選挙権は会長の任期終了の年の2月1日に会員であるもの全員にあることとします。
- 会長選挙の被選挙権は会長の任期終了の年の2月1日に会員であるもののうち、任期上の制約のないもの全員にあることとします。
- 会長選挙にあたってのこれ以上の細則は今後定めることとします。
- 名誉会長（敬称略）
- 池谷彰を2006年9月1日より名誉会長としました。
- 会計
- 2012年12月16日現在、会計担当者が定められていません。
メーリングリストの運用規則
- 本 ML 登録者は日本言語情報学会（旧称：論理文法研究会）会員に限ります。
- 本 ML は日本言語情報学会（旧称：論理文法研究会）の活動目的に即して使用することを原則とします。
- このことは会員が関心を示すであろう情報提供に本 ML を使用することを妨げるものではありません。
- PACLIC ならびに日本言語情報学会（旧称：論理文法研究会）の運営に関わる意思決定を本 ML でどのように進めるかは現在試行錯誤中です。
- 本 M Lはアーカイブ機能を持ちません。
- 本 M Lへの投稿は原則として投稿者が著作権を保持することとします。ML 内での引用は慣行に即して行うものとします。あらかじめ転送や引用について許可がある場合をのぞき、ML 外への転送や引用は控えることとします。ML での議論の成果の帰属については、関係者で協議することとします。
- 2012年12月16日現在、本 ML の世話人は原田康也と石川潔です。
- 2012年12月16日現在、本 ML は早稲田大学総合研究機構情報教育研究所が運用にあたっています。
Links
Notices
- Copyright © 2003-2012 Logico-Linguistics Society of Japan.
Copyright © 2012-2015 Japanese Association for the Study of Logic, Language and Information.
- All rights reserved.
- First drafted November 14th, 2003. Last revised December 27th, 2015.